あいち相続あんしんセンターの解決事例
独居で逝去の行き来のなかった母の相続(解決まで約2か月)
calendar_month 2018年04月02日
家族関係
- 亡くなった母、その息子3名
解決すべき問題
母と長く一緒に暮らしていなかったため、母の財産が何かわからない。負債があるかも分からない。どう手続を進めたらいいのか。
何より、母が一人で暮らしていたマンションに物が散乱しいて、通帳や保険の証券も分からない。しかも、相続人は男性ばかりで仕事もあるため、母とはいえ女性の部屋に片付けに入るのは気が引ける。かといって、大切な物がいくつかあるので適当な業者にお願いもしたくない。
弊所でのお手伝い結果1
お母様の財産が把握できないと、引き継ぐのか、それとも相続放棄をするのかが判断できません。まずは、資産の把握、特に負債の把握をお勧めしました。具体的には信用情報機関への情報開示請求のお手伝いを弊所で行いました。その間に、相続放棄の期限(3カ月)がきてしまうといけないので、その期限を意識しながら速やかに開示請求できるよう必要書類(戸籍等)を収集しました。
また、負債も判明していない段階で預貯金の手続をしてしまったり、財産を引き継ぐ行為をされると相続放棄ができなくなってしまうので、留意していただくよう相続人の方に念を押してお願いしました。
弊所でのお手伝い結果2
信用情報機関への情報開示請求をする一方で、お母様の通帳や保険証券、及び株の書類などがないかを把握するため、弊所にて遺産整理業者をご紹介しました。「女性のスタッフの方が、お母様の遺品を丁寧に整理し、重要書類は分けて整理してくださった」と、相続人の方にご満足いただけました。
弊所でのお手伝い結果3
この遺品整理で明らかになった財産をもとに、プラスの資産も弊所にて財産調査いたしました。具体的には、不動産、預金の残高の把握、保険の解約返戻金をお調べしました。プラスの財産が分かると、相続税の申告が必要かどうかも明らかになってきます。弊所でざっと概算を見た限り、申告の必要はないとご回答しました。
弊所でのお手伝い結果4
お母様は、確定申告をされていたようで、準確定申告の必要がありました。そこで、弊所より税理士をご紹介しました。
弊所でのお手伝い結果5
結果として、お母様には負債は見当たらず、プラスの財産がいくつかあったため、相続人の皆様でそれらの財産を引き継ぐことにされました。マンションについても、売却し売却資金を均等に分けることになりました。こちらの売却についても、弊所より査定依頼をし業者ご紹介となりました。
担当よりコメント
K様、この度は貴重なご意見をくださり、ありがとうございます。
結果として、お母様の資産をご兄弟で協力して引継ぎができて何よりです。ご逝去よりすぐに弊所にお越しくださったため、幸いなことに相続放棄も含め色々な選択肢がある状態でした。その中でお話を伺い、何よりも資産の把握が第1だと考えられたので、期限を気にしながら色々なご提案をすることができました。
K様と相談してお勧めした道筋で、結果、ご満足いただけ大変嬉しく思っています。ありがとうございました。