あいち相続あんしんセンターの
相続手続きに関する相談事例
相続手続きの必要な戸籍とは?行政書士がわかりやすく解説!
calendar_month 2023年07月25日
行政書士の先生に相談です。父の相続手続きについて、必要な戸籍が分かりません。(刈谷)
刈谷の実家に一人で生活していた父が先月亡くなり、相続手続きを進めています。母は数年前に他界しており、兄弟姉妹がいないため相続人は私一人です。先日、父の預金のある銀行へ手続きに行った際、予め用意していた戸籍が不十分だということで戻されてしまいました。父が亡くなったことが分かる戸籍と私の現在の戸籍を提出しましたが、他に何が必要なのでしょうか。またどのように取得すればいいのかもあわせて教えてください。(刈谷)
相続手続きには、お父様の出生から亡くなるまでの一連の戸籍が必要です。
戸籍を収集すると、戸籍に種類がいくつかあることに驚かれるかと思います。相続の手続きに必要な戸籍はどれなのか、混乱される方も多いでしょう。
相続手続きにおいて必要な戸籍については下記のとおりです。
- 被相続人の出生から死亡までの一連の戸籍謄本・除籍謄本・改製原戸籍謄本
- 相続人全員の現在の戸籍謄本
被相続人の出生から死亡までの一連の戸籍を揃えることで、お父様の法定相続人を調べることができます。お父様がいつ誰と誰の間に生まれた子で、兄弟は何人いて、誰と結婚し子供が何人いるのか、いつどこで亡くなったのか、ということが一連の戸籍をよむことでわかります。もしも、お父様に養子や隠し子がいた場合には、その人物にも相続が発生しますので、戸籍の内容を確認することはとても大事な作業になります。
戸籍は本籍地のある役所により管理されています。戸籍の取得はその本籍地のある役所へと請求しますが、直接窓口で取得する以外に郵便での取り寄せも可能です。本籍地が遠方の場合には、郵送で取り寄せましょう。本籍地は、婚姻や転居等で転籍することがありますので、一つの役所で出生から死亡までの全ての戸籍が揃うということはそうあることではありません。一連の戸籍を揃えるためには、戸籍に記載されている内容を読み取り、従前の戸籍を管理している役所へと請求をすることになりますので、正確に戸籍の内容を読み取る作業が必要になります。古い戸籍は手書きのものが多く内容の読み取りが難しい傾向にありますので、戸籍の収集でお困りの場合は専門家へと相談しましょう。
あいち相続あんしんセンターは、戸籍の収集についてのお手伝いも可能でございます。相続手続きは役所での手続きが多くなりますので、平日はお仕事で忙しい方、時間のとれない方などはぜひご相談ください。相続に関するお困り事について幅広く対応いたしますので、まずはお気軽に無料相談へとお越しください。刈谷の皆様からのお問合せをお待ちしております。