遠方の不動産はどうやって手続きすればよい?相続の専門家が簡単に解説します!
2023年10月03日
司法書士の先生、遠方にある不動産の相続手続きの方法を教えてください。(岡崎)
岡崎に住む父が亡くなり相続が発生したのですが、不動産の相続手続きについて分からないことがあります。父は岡崎の実家の他に、九州の方に不動産をいくつか所有していました。相続人である母と姉と私の3人で相談して、九州の不動産は私と姉の2人で分け合って相続しようという話になりました。
不動産の相続手続きは法務局で行うことになると思うのですが、九州の不動産についても岡崎の法務局で手続きできるのでしょうか。それとも現地の法務局へ出向かなければ手続きできませんか?(岡崎)
相続した不動産が遠方にある場合、現地へ出向かずとも相続手続きを行う方法があります。
不動産を相続した場合、名義を被相続人から相続人へ変更する手続き(相続登記申請)を法務局にて行います。法務局の管轄は市町村ごとに分かれており、相続登記の申請は対象の不動産の所在地を管轄する法務局(支局・出張所)にて手続きを行う必要があります。それゆえ、遠方の不動産を岡崎の法務局で手続きすることはできません。法務省のホームページをご覧いただければ、誰にでも対象の不動産を管轄する法務局を調べることが可能です。
実際に手続きする場合は税金や登記の必要性から名寄帳や固定資産評価額がわかる書類が必要となります。
相続登記の申請方法
(1)窓口申請
現地の法務局へ出向き、窓口にて申請する方法です。平日の窓口受付時間に出向かなければならず、時間がとられるうえ遠方であれば旅費もかかります。
(2)郵送申請
申請書を郵送で提出する方法です。旅費がかからず郵送代だけで済みますので、経費がかからず時間も節約できます。郵送事故による未着を防ぐために、簡易書留以上の方法で郵送することをおすすめいたします。また、返送を受領するために返信用封筒も同封しておきましょう。
ご注意いただきたいのは、申請書類にひとつでも不備があると差し戻されてしまうという点です。窓口申請であれば些細なミスや記入漏れ程度はその場で修正することができますが、郵送申請の場合は何度も郵送でやり取りをすることになり、倍以上の時間や労力がかかる恐れもあります。
(3)オンライン申請
パソコンを用いてオンラインで申請する方法です。すべての法務局がオンライン申請に対応しているため、遠方の不動産であっても費用や所要時間の差はなく手続きが可能です。パソコンに「申請用総合ソフト」をインストールし、作成した登記申請書を管轄の登記所に送信すれば手続きは完了です。
岡崎の皆様、不動産の相続登記申請には厳格なルールが定められているうえ、添付書類を収集するのも骨の折れる作業です。ご自身での手続きに負担を感じられる方は、相続の専門家に依頼されることもご検討ください。
あいち相続あんしんセンターは相続登記のオンライン申請に対応しております。不動産の相続登記を速やかに行い、岡崎の皆様の相続手続きが滞りなく終えるよう貢献いたしますので、相続登記はあいち相続あんしんセンターへお任せください。また相続登記だけでなく相続に関するあらゆるお手続きも代行が可能ですので、まずは初回無料相談にて岡崎の皆様のお困りごとをお聞かせください。相続に精通した司法書士が、岡崎の皆様のお話を丁寧に伺ったうえで分かりやすくアドバイスさせていただきます。
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